横浜ピアノ調律学院 BACK
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課外授業・楽器博物館を見学して
日時 平成14年1月24日(木)
場所 静岡県浜松市
筆者 本多正樹

人間は音楽と深いかかわりを持って生きてきた。地球上の老若男女を問わず、歌う、楽器を奏でる、聴くことは日常生活、労働、冠婚葬祭とともにあった。旧約聖書(詩篇)にも十弦の琴が登場するが、音楽の歴史、重要性を実感する。20世紀、日本は平和で豊かな国にあったが、弊害、失ったものも少なくない。
自然環境、優しさ、思いやり、気力体力もそうかもしれない。ITやハイテクで便利になったが、残念なことに心や情操面は明らかに後退、殺伐となったように感じる。
音楽が家庭に、社会に浸透し真のゆとり、豊かさを取り戻せたらと希望している。

さて、ピアノはハープシコードを原型に18世紀のはじめ、イタリアで誕生した。独奏、合奏、伴奏楽器として広く愛され楽器の王様と称されている。
我々はピアノの調律を学んでいるが、ピアノの歴史、変遷について実物を通して学べることはとても有益である。

楽器博物館での印象は:
西欧の楽器は中世のヨーロッパ文化を見る思いで、優美、気品、重厚さを伝えている。比較的なじみの薄いアジア、アフリカ地域の楽器(筝、銅鼓、胡弓、マリンバ他)は土地、生活に根ざした喜び、汗の臭いで素朴の中に、ハートを揺さぶるものがあった。
こんな楽器もあるの?と初めて見る珍しいものもある。風を利用したエオリアンハープなど生活の知恵、欲求は人類皆同じであろう。イヤホーンで聴く実物の音色、演奏は選曲、音質がよく、時間のたつのを忘れた。

今回は学院の課外授業ということでたくさんの受講生、卒業生が参加しました。
情報交換をしたり、食事を共にしたり等で、交流が深まるすばらしい機会でした。
楽器博物館1 楽器博物館2 楽器博物館3 楽器博物館4
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