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![]() モデルは<YAMAHA MODEL NO.4970>。 アコーディオンを間近で見るのは初めて、という受講生もいてとても興味深く、楽しく、そして勉強になった実習でした。 朝井様、貴重な機会を与えてくださいましてありがとうございました。 |
早速、平成14年6月末より修理を開始しましたが、梅雨の時期だったので雨や湿気に悩まされて思うように作業が進まず、苦労しました。 |
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◆第1日目 | |
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右手鍵盤、蛇腹、左手伴奏ボタン部分など大きく5つの部分に分解します。どこにどのネジが何個ついていたのか絵に書きながら、慎重に取り外していきます。その際、不足していたり壊れているパーツを書き出しておきます。 分解途中、蛇腹の中からリードを固定しているべき棒が発見されました。これもなくさないように大事に保管します。 続いてホコリをハケで吐き出しながら掃除機をかけました。 |
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◆第2日目 | ||
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外装の塗装をする予定でしたが雨なので断念。。 鍵盤を全て取り外し、カビ取り、汚れ落とし、黒鍵の塗装をします。 黒鍵がほぼ乾いたところで鍵盤の高さと傾き、横ブレを直します。 高さと傾きはワイヤーを曲げて、横ブレは鍵盤が収まっている部分にブレ具合に合わせて薄い紙を貼って調整します。 ブレもなくなりタッチもよくなったのですが、後日塗装をするため、また鍵盤を全て取り外します。 鍵盤は木材自身が反ってしまっているものもあり、新品に交換したかったのですが、すでに純正部品は製造していないとのことであきらめました。 その他、金属部分などを塗装、布を貼ります。 |
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◆第3日目 | |
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蛇腹部分補強のため、灰色のテープを張ります。 塗装下地として全体にシーラーを塗ります。 その後、塗装も予定していましたが、雨で表面が乾燥しないため見送り。 |
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◆第4日目 | |
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シーラーだけでは表面の小さな傷が残ってしまっていたので表面にパテを塗ることにしました。 厚くならないよう、傷だけを埋めて薄く塗るのが難しかったです。 パテが乾燥したら、石鹸水をつけながらヤスリ(600番)で平らにします。 アクション部分などに塗装がつかないようカバーをかけて、塗装。 |
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◆第5日目 | |
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再度横ブレなどの微調整をしながら鍵盤を元通りいれていきます。 取れていた、リードを固定する棒を接着しました。 そしていよいよ大きな5つの部分を組み立てます。 元通りの場所にネジをいれないと空気漏れの原因となってしまいます。 ひとつひとつ確かめながら組み立てていきます。 背バンド、シャバラ留めバンド、左手伴奏部分のバンドをつくり、取り付けます。 これでほぼ完成。。 |
調律は、リードが弱っているので慎重に細心の注意を払っておこないます。 これは先生にすべてお任せしました。 |
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◆第6日目 | |
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厚紙でケース内側の型紙をとり、型紙にそって布を裁断します。 立体的なところはうまくとれずやり直すこと?回。。 布に糊と両面テープをつけ、ケースに貼ります。 ちなみに柄は金色のヒョウ柄のような感じです。 本体の布地部分とお揃いにしました。選ぶときに少しもめましたが青木先生の意見に従って正解だったようです。 あと、留め金がゆるくなっていたので新しいものに取り替えました。 |
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最初は果たして私たちにできるのか、という不安が大きかったと思います。 でも難問にぶつかる度に皆で何をどうしたらいいのかを考え、ひとつひとつ乗り越え、未熟な出来栄えながら何とか仕上げることができました。 朝井様、これからも素敵なアコーディオンの音色を響かせてください。 いつかぜひお会いできる日を学院長、講師、受講生一同楽しみにしております。 |
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学院の皆様、 今日金曜日、私の歌姫が帰ってまいりました。 落ち着いたセピア色の衣をまとい、くすんだ白い肌をのぞかせて、甘くて、ちょっと切ない美声を秘めて、、。 半世紀前の若さを取り戻して、帰ってまいりました。 私の好みの姿にして頂いて、ケースまできれいにして頂いて、ほんとにありがとうございました。 しばらくは歌姫を抱きしめて、ぼんやりしていました。 夕暮れの空の下の桔梗の花が、とても美しく思えました。 微妙な音の違いはわかりませんけど、私には心地良い音です。 この手風琴とともに、残り半分の人生を送ろうと思います。 青木学院長、久保田陽子様、米ノ井広幸様、青木規至様、高橋和彦様、持丸靖子様、本多正樹様、富山茂様、藤田葉子様、青山彩乃様、毛利明代様、村上陽子様、、 皆様のお名前とお仕事の風景は、この心の中に留めさせて頂きます。 ほんとうにありがとうございました。 朝井幸夫 |
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